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こども祭り

 “こども博物館”の開催と同時に、子ども達が自分達で企画・準備・実行する“こども祭り”がこども達の発案で開催されました。こちらプロジェクトは大きく分けて4ステップです。

​以下に開催までの道のり、子ども達の様子をレポートします。

①ブースを決める

(自由にイメージしてみる)

②担当分け

どんなものを作るのか共有する 

(それぞれのアイデアを出してみる、みんなで考えてみる)

③制作・準備

(つくってみる)

④お祭り開催 

 (やってみる)

はじまりは・・

DAN DAN DOME(“こども博物館”で使用)が出来上がった後、

「ドームのまわりで射的をやって、輪投げもやりたい、、あっここでお祭りやるとかどう!?」

「いいね!やろうお祭り。」という、子ども達の会話から“こども祭り“を開催する事になりました。

DAN DAN DOMEをつくった時のコアメンバーは5名でしたが、お祭りメンバーを誘おうということになり新たにメンバーが7名に声をかけ、総勢12名のチームとなりました。

①ブースを決める

   (自由にイメージしてみる)

 

 お祭りをイメージしてやりたいものをどんどんと模造紙に書き出します。やりたいものが続々と出てきましたが、場所の制約があるので4つに絞りました。決まったブースは以下の4つ。

・射的

・くじ

・かき氷

・ヨーヨー釣り(後日、スライムに変更)

 

②担当分け

  どんなものをつくるのかを共有

(それぞれのアイデアを出してみる・みんなで考えてみる)

 お祭りメンバー12名が集まりました。まずは担当するブースを決めました。子ども達が自分の「やりたい!」を優先できるよう定員数など設けずやりたいブースを担当してもらう事になりました。

結果、“射的” “くじ”は8名が担当、“かき氷” “ヨーヨー釣り(後日スライムに変更)”は4名が担当となりました。「射的・くじ」チームと「かき氷・スライム」チームの2チームに分かれ隔週毎で準備を行う事にしました。準備に入る前に、みんなが“こんなブースにしたい“というイメージを共有しました。チーム毎で模造紙などを使ってどんなものを作りたいか、みんなのアイデアを書き出しました。

つくるものの全体像をみんなで共有し何が必要か、というところまで考えました。

IMG_2564_edited.jpg

③ 制作・準備(つくってみる)

 「射的・くじ」チームは的(まと)になりそうなもの(紙箱・トイレットペーパーの芯など)と景品になりそうなものを持ち寄りました。射的の的はトイレットペーパー、キッチンペーパーの芯と紙コップとなりました。くじの箱はウオーターサーバで使った穴の空いた箱。そこにビニールテープと厚紙を使ったフダを入れてくじをするということになりました。景品の方はおもちゃ、プラモデル、色々と集まりました。ある日、一人のメンバーが折り紙でつくった作品を持ってきてくれました。その数なんと120個!!「マジか!」「すごい数!」「欲しい!」みんなが盛り上がりました。透明の袋を用意して、景品をラッピング。箱から溢れる数の景品を用意しました。射的とくじのルールはみんなで準備しながら考えました。

 「かき氷」「スライム」チームはかき氷カップやスプーンなど買うものがいくつかありましたので、はじめにみんなで買い物へ出かけました。「この形のカップいい!」「かき氷のスプーンがあった。」「これスライムを入れるのにピッタリな袋だ。」とイメージを膨らましながらお買い物をしました。かき氷屋の名前は「レインボーかき氷」。メンバーが描いた絵をメンバーのお母さんがシールにしてくれ、カップに貼っていきました。オリジナルカップが完成しました。スライムもみんなでつくりました。「この色のスライム作りたい!」「まだまだスライムの量が足りないよー」たまたま遊びに来ていた「射的・くじ」チームの男子メンバーもスライム制作に参加し、瓶3本分のスライムを完成させました。

④ お祭り開催 (やってみる)

2022年7月17日(日)

 “こども博物館”と共に“こども祭り”を同時開催しました。開始時間は10時。それに間に合うようみんなで準備を開始します。開始とともにその日はじめての招待した小学校のお友達が来てくれました。メンバーみんな大喜び。その後、続々とお友達や家族が来場してくれました。

​ 「射的やってますよ〜」「スライムありますよ〜」みんな元気に呼び込みです。途中雨が降って招待客が来なかったりすると会場から出て誰かいないかを探しに行ったり、景品が足りなくなり家にあったお菓子を景品として新しいルールを考えたりと、予想外の事態にも子ども達が積極的に自分達で対応するという場面もありました。

 何度も射的をしてくれるお友達がいたり、かき氷をもっと食べたいといってくれるお友達がいたり、想像以上のお祭りだったよ!と声をかけてくれる人がいたり、楽しんでくれている人たちの様子をみて子ども達の表情も明るく、達成感に溢れていました。

 企画から開催までのプロセスをメンバー全員で2ヶ月かけて体験し、自分たちのお祭りをつくりました。 

 以上、こども祭りのレポートとなります。

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